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単身赴任の爺、投資について考える(3)

2024年8月5日、日経平均が約4,400円もの大暴落。ゴールドの投資信託を毎月買っていた私も無傷でありませんでした。この経験があって、それまでの一括投資から毎日の積立投資に投資スタイルを変更しました。

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※ 本記事の内容を参考に投資をされる場合、その責任はすべてご自身に帰属し、わたしはその責を一切負いませんので、この点は予めご了承ください。

1.  自分が思うタイミングで買付するデメリット

わたしが金の投資信託の買付を始めたのは2024年3月。

7月までの5か月間は毎日、金の価格の値動きを見ながら「今ちょっと安いかな…」と自分が思うタイミングで月に1回、これと決めた数種類の投資信託を定額で買付けていました。

本当は「毎日積立」をやりたかったのですが、わたしが買っている投資信託はいずれもNISAの「つみたて投資枠」が使えません。

詳細に調べていませんが、たぶん金の投資信託はどれも「成長投資枠」でしか買付けできないのではないでしょうか。

話を少し戻します。スタートから5か月続けた、月に1回「今かな…」と思うタイミングで買付する方法ですが、わたしは二つのデメリットをずっと感じていました。

一つは、対象とする6種類の投資信託の内の5つは、注文を入れた当日ではなく翌日15:00以降の約定(取引成立)となる点です。

注文した日の晩、NY市場が開いて金価格と為替に大なり小なり値動きがあり、翌日の日本市場の金の値段が高いか安いかは運次第。

安く買うつもりで注文しても、実際は安く買えるか、高い値段で買うことになるかは分からない、この点にわたしはずっとモヤモヤしていました。

もう一つは、毎日国内そしてNY市場の金価格と為替をウォッチしている、気にしている時間的また精神的な負担です。

そうした負担を我慢しても、前述の通り、結局、買付注文後の夜のNY市場で金価格がどうなるか分からないのです。

ですから、金価格、為替を常にウォッチしている意味が果たしてどれだけあるのかな、とわたしはそれをずっと思っていました。

2.  8月から毎日買付に変えた

8月5日に日経平均(日本の株式市場)が1日で約4,400円暴落。翌日はなんと約3,000円値を戻す、という大波乱がありました。

わたしの投資資産も一時的にダメージを受けましたが、株式投資している人がパーセンテージで二桁の損失を被っているなか、自分はわずか一桁でした。

しかし、この金融市場の大波乱を経験し、わたしは急遽2冊の本をよく読み、かなりスピーディーに投資スタイルを軌道修正しました。それは月に1回の投資から毎日買付への変更です。

この2冊、とくに値段が少し高い方の本、読んで自分の知恵にするには気力が要りましたが、たぶんこの先ずっとわたしにとってはバイブルになる、と思っています。

まぁ、バイブル(聖書)というのは、毎日積立てていく投資スタイルに迷い、ブレが出たとき自分を支える根拠という意味ですね。

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わたしは楽天証券を使っているのですが、8月5日の株式市場の大暴落までは NISAの「成長投資枠」では毎日買付は出来ない、とずっとそう思っていました。

でも必要に迫られよくよく調べてみると、自動で毎日買付してくれる設定はできないものの、手動で毎日自分で注文を入れることは出来ることが分かりました。

そこで8月の初旬からは、毎晩毎晩、自分で買付注文を入れ毎日買付を続けています。ちなみに手数料は無料です。この点は、昔と比べ、ほんとお得なんですよね。

で、こうして投資スタイルを変更した結果、前項で書いたこれまでの自分が「今かな…」と思うタイミングで買付する大きなデメリット2つは、完全に解消されました。

まず、毎日の値動きを気にしなくて良い。そして(金価格が)上げても、下げても気分良しでメンタル安定です。ここは、次でもう少しお話したいと思います。

3.  一括投資か、分散投資

投資は、一度に資金の全部を注ぎ込む一括投資か、少しずつ資金を何回かに分けて買付していく分散投資の2つがあります。

わたしは2024年3月に今回の投資を始めたとき、資金を48分割(4年×12か月)した金額でスタート、以降、毎月同額で買付していました。

8月5日の日経平均(日本の株式市場)約4,400円の歴史的な大暴落のとき、S&P500(米国の企業500社に投資する金融商品)という今大人気の投資信託も大きく下げました。

この時ネット上の投資家の掲示板を見ていると、この大暴落の直前の7月に初めてのNISAを数百万の一括投資で始め、いきなり数十%の含み損を抱えた人も多くいたようです。

そうした人達の痛々しい書込みを読んでいて、わたしはあらためて一括ではなく分散投資が自分には合った投資スタイルであることを再認識しました。

分散投資より一括投資の方が儲かる、そういう説が主流のようですが、それは5年~10年、もう投資したことを忘れ毎日過ごせるような富裕層の投資スタイルかな、とわたしはそう思っています。

とはいえ、分散投資のわたしでも、8月5日の株価大暴落で一時的に3月からの含み益をすべて失うダメージを受け、これは自分の投資スタイルをあらためて考える良い機会でした。

それは自分の分散投資、つまり時期を分けて買付をし、平均取得単価を下げていく「ドルコスト平均法」が本当に儲かるのか、その点の知識の掘り下げでした。

ちなみにNISAで投資を始めた人の多くが買っているS&P500やオルカンと呼ばれる海外株式を対象にした投資信託ではなく、金に関連する投資信託に投資していくことには、この状況下でもわたし迷いはありませんでした。

で、もう大暴落の翌日には手に入れて読み始めた、前項でご紹介した書籍はわたしはとても参考になりました。

ネットで「ドルコスト平均法」を検索すると、ほぼどれも似たような収益のグラフ、解説が出てきますが、この2冊の書籍の内容はちょっとその比ではありません。

著作権侵害に気を付け、敢えて具体的な数値を伏せて要点を2つあげてみます。

① 相場が右肩上がりに、ほぼ一直線で値上がる場合であれば、一括投資の方が圧倒的に儲かる。

② 逆に、相場がほぼ一直線で値下がっていったとき、一括投資より分散投資の方がほんとにビックリするほど収益が改善する時期が圧倒的に早い。

わたしはこれらの本で、自分の「ドルコスト平均法」を前提にした投資スタイルに自信を持ち、それまでの月1回から毎日の投資に変えました。

わたしが買っている金の投資信託の場合、毎晩のNYでの金価格(ドル)、そして為替(1ドルが日本円で幾らか)の上げ下げで価格が動きます。

この半年、そうした金融市場の値動きを毎日見ていて、上がる、下がるを個人投資家が予想するのはほぼ無理だな、とつくづくそう思っています。

特にドルを買ったり、売ったりして儲けを狙う為替の掲示板を見ていると、目先で上がる、下がるの話ばかりで、これ、投資ではなく投機(賭け事)にしか思えません。

なので、目先の値動きを一切気にせず、毎日定額で、安ければ多く、高ければ少なく買付する「ドルコスト平均法」はわたしには向いています。

毎晩、自分が買っている投資信託が値上がっていれば気分は良いし、逆であっても「この分、平均取得単価がわずかでも下がった」と、これまた気分は良いんですね。

とはいえ、ときどき少し気になることはあります。

それは、投資1年目のわたしの場合、資金の4分の3は金利が無いに等しい銀行預金のままなので、この止まらぬ物価高、そしてドル高円安で目減りしていく点ですね。

しかし、タイミング悪く一括投資して莫大な含み損を抱え、毎日ストレスを感じて過ごすよりはるかにメンタルが安定して平和かな、とそう思うようにしています。

4.  先のことだけど、いつ利益確定(売却)するか

8月5日の株価大暴落でかなり勉強し、自分の頭で考え、これで買うこと(毎日買付)については自分に合った投資スタイルを見付けたと思っています。

併せて、将来、売却して利益を確定する時期についても、少し考え直しました。

下記の過去記事で書いたように、わたしが買っている金の投資信託はいずれも直近5年で2倍になっています。

単身赴任の爺、投資について考える(2) - 一人暮らし、はじめますか?

なので、これまで5年は保有継続しようと思っていましたが、30%くらい利益が出ているときに少しづつ売って利益を確定していこうかな、と少し考えが変わってきています。

そう、買うのも、そして売るのも時期を分散してやっていくのが、理にかなったリスク管理かな、という気がしています。

たぶん来年の後半以降でしょうが、自分の買った投資信託の含み益が30%前後になってきたら、あらためて売却時期について考え、ここで記事に書いてみようと思います。

はいっ、今回も貴重なお時間使って、長文を読んでいただき、有難うございました。

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